十段最底辺が騒音をまき散らしながら一人暮らしを頑張るブログ

          音ゲー好きの底辺歌い手見習い見習いが綴るブログ!本州とはつくづく縁がないけども現状に満足して生きていけるだけの生活を送れる程度の田舎民がお送りします。

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永遠亭でスイカ割り

「師匠~、戻りましたよ~・・・」

「あら・・・ずいぶん長かったわねぇ・・・御疲れさま。」

(うぅ・・・目が笑ってないよぉ・・・)

「えっと・・・てゐを連れ帰って来いってことでしたけど・・・
 何かあったんです?」

「てゐが何もしないなんてことがないじゃないの」

「でも永琳様!私何もしてないですよ!?」

「今回は試薬に関してだからいたずらはまた今度ね・・・」

「いたずらしてるじゃない・・・」

「うっ・・・バレてた・・・」

「それじゃ・・・ウドンゲにも来てもらおうかしら?」

「え?試薬って一つだけじゃ・・・・」

「あなたが遅かったからもう一つ違う薬も完成したのよ。」

「そっ・・・そんな・・・」
鈴仙が膝から崩れ落ちる。

その時、永琳の目に鈴仙の持ってきたスイカが止まる。

「あらウドンゲ・・・そのスイカはどうしたの?」

「あぁ・・・さっき妖怪の山の河童さんにもらったんですよ。
 いたずらしてごめんなさい、って。」

「へぇ・・・それじゃ・・・スイカ割りでもしましょう♪」

「スイカ割り・・・?」

「そして、見事スイカを割れたほうは試薬の話は無しにしましょうか。」

「ほんとですか!?永琳様!」

「まぁ試薬なんて、一人いればできるしねぇ・・・
 薬の効果が切れるまで時間を開ければいいだけだし・・・。」

「ちょっと待って下さい師匠!それならてゐ一人だけでいいじゃないですか!」

「鈴仙様!?」

「第一いたずらしたてゐを捕まえてきた私がなんで試薬に・・・」

「だって今日中に試薬の効果をまとめて新しい試薬作りに取り掛かるつもりだったのよ?」

「うっ・・・それは・・・」

「まぁスイカ割りでてゐに勝つなんて簡単なことじゃないの。
 あなただっててゐの性格はわかってるでしょう?」

「まぁ・・・そうですけど・・・」

「それじゃ早速やりましょうか。
 スイカを割れた方は試薬は無し!2人ともがんばってね~♪」

(確かに波長をいじればてゐに勝つのは簡単なことだし・・・)
そう思い、鈴仙がてゐの方を向くと、てゐも鈴仙の方を向いていた。

「あの・・・鈴仙様・・・やっぱり私がいたずらしたのが悪いんですし・・・
 ちゃんと私を連れ戻してきた鈴仙様が無しになるべきですよ・・・。」

「えっ?」

「確かに試薬は毎回毎回あれですけど・・・でも今回はまともな薬かもしれないじゃないですか!
 永琳様だっていつも変な薬ばかりじゃないと思うんですよね・・・」

「てゐ・・・。」

「それじゃ始めるわよ~♪」
永遠亭の庭の端っこにスイカと叩くための棒を置いた永琳が戻ってくる。

「・・・ほんとにいいの?」

「私がいつも逃げて鈴仙様が付き合わされてるの知ってますから・・・」

「・・・わかったわ。ありがとう・・・てゐ・・・。」
二匹の兎が互いの覚悟を確認するとともに永琳の手が上がる。

「よ~い・・・スタート!」

(てゐもあんなことを思うなんて・・・少しはみなおs



ズボッ



「えっ!?」
鈴仙の目の前が暗転する。

「永遠亭の庭は私の庭なんですよ鈴仙様www」
ようやく落とし穴に落ちたことを上から見下ろすてゐを見て理解した鈴仙。

「はぁ・・・やっぱりあなたって子は・・・」

「それじゃ鈴仙様!今回も試薬がんばってくださいね~♪」

走り去るてゐを見て鈴仙も思いが固まる。

「使いたくなかったけどねぇ・・・私も今回ばかりは少し怒るわ・・・」



散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」!


てゐの動きが止まる。


(あれ・・・さっきまでスイカがあった場所に・・・スイカがない!)


「てゐ、あなたの波長を少しいじらせてもらったわ。
 あなたにスイカを見つけることはできないわよ。」
穴の中から声が響く。

「くっ・・・スペルカードを使うなんて・・・」

(おそらく試薬二つ分が掛かったこのスイカ割りでスペカを使うなら・・・Lunatic!)

「私にそれを攻略するのは・・・おそらく無理・・・」

「ふぅ・・・やっと外に出られt・・・えっ?」
顔を出した鈴仙の目の前でてゐがしゃがみこんでいた。

「鈴仙様・・・最後に少し時間をください・・・。」

「ちょっとてゐ!往生際が悪いわよ!あなたにスペカを破るのは・・・」

「今回の永琳様の薬がどんなものであれ・・・二つを同時というのは鈴仙様ですら無かった事。
 私がまた同じ私で戻ってこれるかどうかわかりません・・・。」

「まぁ・・・二つは確かに私もなかったわねぇ・・・」

(二つ同時って・・・確かに生きて戻ってこれるかどうか・・・)

「だから・・・その前に・・・鈴仙様!」

いきなりてゐの声が大きくなったので鈴仙がまじまじとてゐを見上げる。

「てゐ・・・何・・・?」

「あの・・・私・・・」

急に言葉がとぎれとぎれになるてゐ。

(どうかしたのかしら・・・いまさら謝られたってもう騙されないんだから!)

「えっと・・・その・・・」

鈴仙の見つめるてゐは普段見ないような表情で必死に胸の中を探っている。

そして・・・やっとその胸の内を表せる言葉が決まったようだ・・・。

「私・・・やっと・・・」

(・・・やっと・・・?)


鈴仙の疑問にてゐが答える。



「スペカの時間が切れました!」


「はっ!?まさかもう時間切れ!?」

あわてる鈴仙など気にせずてゐが立ち上がる。

「それでは鈴仙様!今度こそさようならです!」

見えるようになったスイカを確認し、足を踏み出すてゐ。

「ちょっと!待ちなさいてゐ!」

必死で穴から出した手でてゐの足をつかもうとする鈴仙。






カキィン



その体が宙に舞い上がる。


「へ?」


そしてその鈴仙よりも高くにいるてゐが叫ぶ。


「見様見真似「六根清浄斬」!」



(な・・・なにィ!?)


思うが早いか、ニンジン型のペンダントが鈴仙の胸に突き刺さる。


「ぐへっ・・・てっ・・・てゐぃ・・・」

「人の物を盗むのは魔法使いじゃないんですからね!」

「魔法使い・・・全般じゃないわよ・・・それ・・・」

(しかし・・・てゐを探し回って私の体力は半分・・・今の六根で残り1割・・・)

「流石に本物の威力は無いようね・・・助かったわ・・・!」

立ち上がった鈴仙の右手がてゐに向けて構えられる。


喪心「喪心創痍(ディスカーダー)」!


もはや後ろなど気にしていないてゐが後ろから迫る弾丸に気付くはずがなかった。


「鈴仙様なんてちょっともろいところ見せればなんとk・・・げふっ!」

鈴仙の渾身の弾丸がモロにてゐに突き刺さる。

「れっ・・・鈴仙様!?」


「さぁてゐ・・・今度のスペカは時間制じゃないわよ・・・?」

さっきまでのダメージでゆっくりとしか歩けない鈴仙がしかし確実にてゐに、スイカに迫る。

(くっ!でもあのスペカの効果は・・・!)

しかし次の一言は無理やり走りだそうとするてゐを止めるには十分だった。


「無駄よてゐ。あなたの頭から「スイカ」という単語の意味を消したわ。
 今のあなたにはスイカが何を表すのか。スイカがなんなのかが理解できてないはずよ。」


「そっ、そんなこと無いですよ!だってスイカはあそこに・・・!」


「てゐ。それは師匠よ。」

今度こそ万策尽きたのかてゐがゆっくりとうなだれる。

「全く・・・ゲージがたまってなかったら危ないところだったわよ・・・」

悪態をつきながら鈴仙がゆっくりとスイカに近づく。

「それじゃ師匠~!割りますよ~?」

「食べれるように割ってよね?一応食べ物なんだから~。」

「わかりました~・・・。
 はぁ・・・スイカ割りだったのよね・・・これ・・・」

棒を握った鈴仙の手が振りあがる。

その時永琳の後ろのふすまが勢い良く開く。

「なにやら面白いことやってるじゃないえいりn・・・






バコッ




鈴仙の手に衝撃が走る。
それはスイカを叩くという衝撃とは全く違うものだった。

「・・・あれ?」


「全く・・・スイカ割りをやってるのなら教えてちょうだいよ・・・」

永琳の方を向いた輝夜がスイカを持って座っている。


「ひっ、姫様!?」

「あらウドンゲ。惜しかったわね~、もうちょっとだったのにw・・・」

「でも・・・最後に間にあってよかったわ。」

「それじゃスイカ割りは姫の勝ちということで・・・スイカ食べましょうか・・・。」


「そんな・・・」


残ったのはうなだれる二匹の兎。

部屋に消えるのは2人の宇宙人。


「ねぇてゐ・・・。」


「・・・なんです・・・?」


「・・・帰ろっか・・・」


「・・・そうですね・・・」




こうして永遠という名の表紙しかない本の一ページが綴られる。
明日も「今日」が来て、昨日だった「今日」を思いだす「今日」が続く一ページが。

















はぁ・・・終わった・・・つーかgdgdスギル・・・orz

えっと・・・考えてたときはもーちょい面白かったんですが・・・
なんか書いてるとあんまウケなかったりwww

とりあえず楽しんでいただけたら・・・!
いや無理かwwww



つーか最後の〆は何も考えてなかったけどすんなり出てきたなぁ・・・。
まぁたぶん永遠亭ってそういうとこだと思いますぜ。

明日も昨日もない今日しかない世界。
時計の針は進んでも人の時間は動かない世界。


それでも同じだけの時間を過ごすのならそこには何かしらあるわけで。



もーちょいネタに走ってもよかったかなぁ・・・とも思ったんですが・・・
とりあえず東方ネタオンリーで!

あと・・・てゐが自分を呼ぶ時ってなんていうんでしょうねww?
私であってるのかなぁ・・・覚えてない・・・orz
あと語尾に「ウサ」ってつけようかと思いましたが前に書いた奴では敬語だったのでそのままですww



まぁとりあえず書いたよ!続き!ひどい出来だけどwww
つーかやっぱ結構考えとかないと難しいねwww
今回はちゃんと構想が頭でできててよかったよ・・・




あと・・・ちょろっと考えたEx編。
書く気はないけど導入だけwwww
つーかほんとは紅魔館と白玉楼のとこを書きたかっただけだったりwww






「お・・・慧音。どうしたんだ?このスイカ」

「寺子屋の子供からスイカをもらったけれど・・・一人で食べるにはさびしくてね・・・」

「なるほどな。」

「なんだ、その顔は・・・。」

「いやいや・・・まぁ気持ちはわかるさ。」

「まるで私の方が人間みたいだな。」

「慧音の方が人間らしいじゃないか。勉強を教えたり、町を歩いたり。」

「妹紅にだってできるさ。人間じゃないか。」

「人間か・・・そうだな・・・。」


慧音が妹紅の家に入り、ドアを閉めると木の陰から烏が一匹。

「スイカかぁ・・・そういえば最近食べてないなぁ・・・」

そんなことを言いながら異変のない日常で異変で無いこと異変と書き記す天狗の新聞が配られる。





「ねぇ霊夢。竹林の中でスイカが食べられるらしいわよ?」

「あんたならどこでだって食べれるじゃない・・・」

「でも竹林の中って面白そうじゃない?食べたこと無いでしょ?」

「そりゃ・・・無いけど・・・」


今日も御賽銭を当てにできない神社に妖怪が入り浸る博麗神社。




「なぁアリス!スイカを使ったらもっとエコロジーなボムができると思わないか!?」

「魔法って言う時点で十分エコロジーじゃない。有害じゃないんだから。」

「それでも入れ物が散らばるから物を捨ててることになるじゃないか。
 スイカなら皮が散らばっても土に帰るだろう?」

「なんでスイカなのよ・・・」

「大きさ的にぴったりじゃないか。丸いし。」


今日も観点のずれた魔法使いの実直な主張に魔法使いが合の手を入れる魔法の森。




「お嬢様。竹林でスイカが食べられるそうですよ。」

「そう・・・前に買ってきてもらったのは食べられなかったものね・・・」

「すみません・・・なかなかスイカが売りに出ないので・・・」

「竹林の中というのも面白そうね・・・ちょっと行ってみようかしら。」

「わかりました・・・では準備を・・・。」




「美鈴・・・わかってるわよね?」

「もう二度と素手でスイカ割りなんかしません。二度としません。」

「そう・・・それじゃ門番よろしくね・・・?」

「わかりました。」

「次やったらあなたの頭で妹様にスイカ割りさせるわよ・・・?」

「・・・門番として全力を尽くします。」

「それじゃ行ってくるわ。」

今日も主が従者を連れて日の下を悠然と歩く紅魔館。




「妖夢~!スイカが食べられるらしいわよ~!」

「やっとスイカができる季節になったんですか・・・」

「前は妖夢のせいで食べられなかったからねぇ・・・」

「幽々子様が木刀でやるものだって言ったからじゃないですか!」

「だからって木端微塵にすることはないじゃない・・・!あぁ・・・可哀そうなスイカ・・・」

「はぁ・・・それじゃ行きますか・・・?場所はどこです?」

「えっと・・・竹林の中らしいわよ~♪」

今日も一人ではできない仕事を半人がこなす華やかな死者の国、白玉楼。



「なぁ慧音・・・」

「なに・・・妹紅?」

「いつから幻想郷はスイカ一つ食べるのにこんなことしなくちゃならなくなったんだ?」

「別に彼女たちはスイカが食べたいわけじゃないでしょ・・・?」

「はぁ・・・輝夜だけにしてくれよ・・・そういう面倒は!」

「妹紅・・・顔笑ってるわよ?」


今日も誰も知らない森の中で妖怪と人間が笑いあう。
人間はまるで妖怪のように。妖怪はまるで人間のように。
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Comment

[71]

おぉおおおおお!!!!
さすがでっすぅううううううう!!!!!

興奮してしまいましたww
やっぱ、すごいです・ω・

簡単な戦闘シーンもこんな上手に書けるなんて……
ぜひともその才能を分けていただきたいですw

次回も楽しみにしてます~w

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にこぇ

Author:にこぇ
御年:20(自称)

趣味
 音楽関連(聞くor弾くor叩く)
 ゲーム(音ゲー>ACT>STG)
 稀に読書(綾辻様ヽ(´ー`)ノマンセー)

性格
 天邪鬼(自称)
 口を開くと下ネタ95%(当者調べ)
 紳士の毛皮をかぶった紳士
 典型的なB型人間
 → 自己中心型思考
   (空気は読める子)
  → スイッチのON/OFFが激しい
 → 愛したもの・人は一生涯
 → だいぶ酷いレベルの収集癖
 → 熱しやすく冷めやすい
   (でも忘れない)


音楽関連
・好きなバンド:BUMP OF CHICKEN

・好きなジャンル:HR/HM・ダンスミュージック・ボカロ等
 → HR/HMは有名どころを少し聞いた程度
 → ダンスミュージックはKONMAIのせい。
 → 偏食がひどい。特にボカロ。

・ニコ動の好きな歌い手様
 → Geroりん>Vin様>鳥子s、灯油s等・・・
イケボ・マジ・イオナズン

その他
 →ギター保持。経験年数なんて飾りです。偉い人にはそr(ry


ゲーム関連
・音ゲー関連
 メイン:IIDX
 他は弐寺ができない時にやる。
  → 御熱なこともしばしば。
 → 1P side 九段(適正少し)
 →好きなアーティスト
  →Ryu☆>Tatsh>LED,Yoshitaka>Other

・その他好きなゲーム

東方(~星蓮船)
 → 紅魔館メンバー大好き
  → 更に言うと咲夜さん。
   → 更に言うといぬさくや
 → 天則プレイ経験有り
  → 永遠のNランクおぜう
  → サブキャラ少々
 → 元Hardシューター(笑)
  → 星蓮船のみExまで
 → 文花帖フルコン済み
 → DS放置中。
 → 天則放置中。
  → まとめると東方放置中。

他STGとしてCaveを好む。
 → CS大往生保持。
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 → そもそもノーコン無理ゲー

Devil May Cryシリーズ
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  → SEのしすぎで無印は気分が悪くなる
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