十段最底辺が騒音をまき散らしながら一人暮らしを頑張るブログ

          音ゲー好きの底辺歌い手見習い見習いが綴るブログ!本州とはつくづく縁がないけども現状に満足して生きていけるだけの生活を送れる程度の田舎民がお送りします。

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幻想郷入りSS Part5

んでは久々に幻想郷入りSSの続きを投下!
かなりキリがいいとこで終わりました!まぁこれで終わりなら最悪なオチですがwww
大丈夫!続き書きます!大丈夫なはず!ちゃんと頭に続きはある!
超長いけどガンバっすwww





それではいつものごとくいろいろ許せる方のみ下の方からどぞ~♪












手みじかに朝食を済ませた俺は妹様の部屋を目指して食後の運動程度に走る。
美鈴みたいにいきなり突進されたら朝食をまた見る羽目になりそうだ・・・。


「妹様ぁ~起きてるか~?」
部屋の前に付き、ノックしながら扉越しに呼び掛ける。


「にこぇー!起きてるよー!」
扉越しでもよく聞こえる声が返ってくる。
昨日はちゃんと寝たようだ。起きていたら今も寝ているだろうし。


「んじゃ顔洗ってきな~、たぶん咲夜が朝食作ってるから~。」
吸血鬼といえどちゃんと朝飯は食べるらしい。
咲夜が時間を間違えるわけがないのでおそらくもう取りかかっている時間だろう。


「はーい!」
中でパタパタと走る音がする。
五分ほどしてフランが部屋の外に出てきた。


「今日の朝食なんだろうね~?」
もうすっかり眠気は覚めたらしい。
いつもの調子でフランがしゃべりかけてくる。


「いつものトーストかもな。朝から腹にたまるもんは出ないだろうぜ。」
まぁ咲夜のことだし何作っても美味いんだろうが・・・。


「楽しみだよねー!咲夜の朝ご飯ー!」
この反応を見る限りやはりトーストは美味いのだろう・・・
トーストを美味く作るってのは・・・さすが咲夜。


そんなことをしゃべりながら食卓へ。
すでにレミリアが自分の席に座っていた。


「あらおはようにこぇ。ちゃんと生きてるじゃない。」
こちらを見て笑うお嬢様。
あれ絶対嬉しい笑いじゃないって・・・


「えぇ・・・美鈴にちょっと三途の河を見せられてきまして・・・。」
どうやら彼女にこの館付近で起こることは筒抜けらしい。
一回寝坊してギリギリ間に合わせたのにバレたことあったからなぁ・・・。


「まぁあれぐらいで死んでもらっても困るけど・・・ねぇ咲夜?」
厨房の咲夜に聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で尋ねる。


「もうちょっとでできるので"静かに"待ってて下さいね、お嬢様。」
静かにを強調した咲夜の声が帰ってくる。
それを聞いて満足したのかレミリアがくすりと笑う。


ちょっとしてトーストの載った皿を両手に咲夜が食卓へ出て来た。


右手の皿をレミリアの前に置く。


そしてフランの方へ向う途中で俺と目があった。
その瞬間、何かにつまずいたのか、皿が傾きトーストが皿から落ちる。


「さくy・・・」
俺が言うのが速いか、咲夜はきちんとトーストの真下に皿を構え直していた。
そして何もなかったかのようにその上にトーストが落ちる。


(便利だよなぁ・・・時を操るなんてさぁ・・・)
そんなことを昔咲夜に言ったら案外そうでもないらしい。
まぁこのあたりは本人にしか分からない何かがあるのだろう。


「どうぞ、妹様。」
「ありがと咲夜ー!」
今日もいつもどおりの朝食が始まる。






「どうかしたのか、咲夜。」
フランがトイレに行っている間に、皿洗いをしている咲夜にさっきのことを聞いてみた。


「どうかしたって・・・何が?」
咲夜は隠す風でもなく自然に聞き返す。


「だから・・・さっきのトースト落としたことだよ。
  今まで一度もなかったじゃねーか、あんなこと。」
あといつもならよろけた瞬間に時が止まるはずだ。
トーストを落とす前に。


「あぁ・・・別に何でもないわ。考え事をしてただけよ。」
洗い物をきちんとこなしながら咲夜が返事をする


「考え事か・・・今日の昼飯とかか?」
ふざけて茶化してみるもやはりこちらを向かずに皿洗い。
まぁこれも仕事の一つだし仕方ないか・・・。


「にこぇー!トイレ終わったよー!」
フランがトイレから出てきた。
自分の部屋にもトイレはあるのに、起きた直後ではなく食後に行くのが日課らしい。


「おぅ。んじゃまたあとでな、咲夜。」
洗い終わった皿を棚に戻している咲夜に一声かけてフランと一緒に廊下に出る。
なにか機嫌悪そうだったが・・・いつもと変わらないから何とも言えない・・・。





朝食の後は昼食までお遊戯の時間らしい。
まぁお遊戯といってもフランと一緒に遊ぶだけなので大袈裟なことこの上ないのだが。


「さて・・・今日は何やろうか、妹様?」
彼女の遊びのレパートリーは館の外に出れないためそんなに豊富ではない。
しかし、いつも違う結果になるので退屈はしない。


「ん~・・・今日は・・・」
目を閉じて頭を使っているフラン。
このあたりはとても500年近く生きてるとは思えない子供らしさだ。


「今日は・・・お屋敷たんけん!」
ぱっと顔が明るくなるフラン。
まぁこの時間はだいたいこの遊びなんだが・・・。


「よし・・・んじゃどこ回る?こないだは図書館に言ったから今日は別のとこな。」
そういうとフランがまた頭を悩ませる。


前回、図書館に行ったのはいいが・・・
扉を開けるや否やパチェに「妹様を中に入れないで」と言われたときはどうしようかと・・・。
そのあと、なんとか交渉して横の空室で本を眺めるだけにするということに落ち着いた。
本当に何が書いてあるのかわからなかったが・・・。


「ん~・・・今日は・・・おねぇ様の部屋に行こう!」
フランが手を上げて目的地を発表する。
よく何百年もいてそれだけ楽しめるなぁ・・・俺なんか地元はもう飽きてたぜ?


「お嬢様の部屋か・・・
  そういえばここに来たときの一回しか行ったこと無いな・・・。」
普段足を運ばない場所ということもあって前を通ることすらないのだ。
テラスで咲夜と紅茶を飲んでいるのは見かけるが、部屋の中で見たのは一回だけである。


「それじゃ・・・しゅっぱつしんこぉー!」
フランが俺の手を引っ張ってレミリアの部屋へ向かう。


目的地に着くまでにも適当に部屋のドアを開けてみたり、出会った妖精メイドと喋ったり、フランといろいろしゃべるので退屈はしない。

そうして館の一階の端まで着いた。
この階段を上がってすぐ隣がレミリアの部屋だったはずだ。


「もうすぐしゅうてんですよ~♪」
バスガイドの真似をするフラン。
幻想郷にバスなんてあったかな・・・?


そのとき、上に上がる階段の隣に下に降りる階段を見つけた。


(この館地下まであるのか・・・ずいぶんと広いんだな・・・)
ちょっと覗いてみたが薄暗くてよく見えない。
日の差さないこの屋敷内で更に地下とあっては真っ暗だろう・・・。


「にこぇー!しゅうてんだよー!」
すでに二階に上がったフランが呼びかける。


「・・・あぁ。今行くよ。」
後で行ってみるか・・・今はフランについていかねば・・・。


「にこぇおそいよ!もうついちゃったよ!」
扉の前でフランがすねている。


フランの後ろにはおそらくレミリアの部屋のものと思われる扉があった。
見た目は他のものと変わらない扉だが、雰囲気の違いは俺でも感じ取れるものだった。


「それでは・・・おっじゃまっしまぁ~す!」
ノックなんて言葉を知らないであろう彼女は精一杯の誠意を払ってドアを開けた。
扉を壊さないことが彼女なりの礼儀なのだ。たぶん。


「おじゃまします・・・。」
部屋の中は一度目よりはずいぶん明るかったものの、それでも日の入りは少なく薄暗かった。


その部屋の主は、いつもよりは一枚薄着で読書中だったらしい。
まぁこんな館の一部屋だ。誰か来るなんて思わないだろう。


「あら・・・いらっしゃいフラン。今日は何を壊しに来たのかしら?」
本よりも面白いものを見つけたレミリアがゆっくりとこちらに目を向ける。


「こわしにきたんじゃないよ!あそびにきたんだよ!」
いつもと変わらないフラン。
一方俺は目を向けられただけで冷や汗が出かかっている。


「あら・・・あなたの遊びに無事ですむものがあるのかしら?」


「フランが壊すんじゃないよ!むこうがかってに壊れちゃうんだよ!」
流石は我らがフラン先生。顧みる心など微塵もない。


「うふふ・・・そうね。それに今日はちゃんとお目付け役がいるものね・・・。」
そういって目線を俺一人に絞るお嬢様。
冷や汗が限界まで耐えきり、つーっと流れ落ちるのが分かった。


「妹様。いますぐこの部屋から出ましょう。俺の命が危ない。」
この場合お目付けというよりは身代わりの方が合っているのだろう・・・。
確かに物が少なそうな部屋だが・・・それだけに一つでも壊したら・・・。


「それじゃ好きになさいフラン。」
さぁギロチンが真っ逆さまに俺向けて落ちてくる。
はたして途中で止まるという奇跡は起きるのだろうか・・・


「妹様・・・俺の命・・・まかせましたよ・・・」
レミリアのあの顔を見る限り前言撤回は無い・・・。
あぁ・・・奇跡よ起きてくれ・・・。


「それじゃえんりょなく~♪」
それを聞いて満足した妹様。
常に遠慮しない彼女がさらに遠慮しないなんて・・・


「さて・・・どうなるかしらねぇ・・・にこぇ?」


「・・・こっちには祈れる神さまとかいないんですか?」


「いるわよ?私の知り合いだけど。」


「吸血鬼と顔見知りの神さまですか・・・」


「それに死ななくたって会えるわよ。喜ぶわよ?『信仰が増えたー!』って」


「・・・現金な神様ですねぇ・・・」


「現金に飢える巫女が守る世界ですもの。神様なんてそんなものよ。」


あぁ・・・祈る神がいることすら感謝すべきだったのか・・・




そんなことをしゃべってるうちにフランの"御遊び"は一通り終わったらしい。


そして最後の大きなクローゼットを全開にしたまま中をゴソゴソと散らかしている。


「・・・ずいぶん服がたくさんありますね・・・」
所せましとまではいかないが大きなクローゼットを十分埋め尽くすだけの服が掛けてある。


「あれだけあっても全部着ないけれどね・・・」


「ですよね・・・みたこと無い服がたくさんありますよ・・・。」
やはりお嬢様というだけあってそれらしいドレスが多い。
・・・目を疑うような布の薄いものも見え隠れしているのだが。


「それに咲夜が洗ってくれるから毎日同じ服でもなんとかなるわ。」


「あぁ・・・確かに・・・。」
それにこの館・・・なぜか雨が降らないらしいからな・・・




すると突然フランが声を上げた。
「おねぇさまー!この箱なぁに~?」


フランが持ちあげたのは救急箱より少し大きいぐらいの木箱だった。
随分古いものなのだろうか・・・ずいぶんふr




「フラン。今すぐその箱を元の場所に戻しなさい。」
レミリアが静かに、しかし鋭い一言をフランに"命令"した。
さっきまではふざけた調子だった彼女が今は見ることもできないほどに恐ろしく感じる。


「えー!?好きにしていいっていったじゃ~ん!」
こんなこと言っても無駄だとは思うが空気を読め妹様!
ここはふざけていいとこじゃない!


「いいからその箱を置きなさい。次は無いわよ?」
すでに凍っていた空気がもはや息もつかせぬほど張り詰めていく・・・。
しかしフランの口元からは笑みが消えない。


「お嬢様が言ったんだもの~♪好きにしていいって!」
いよいよ箱を地面に置いて開けようとするフラン。


「はぁ・・・残念ね。今度は1000年ぐらいかしら?」


その言葉を聞く前に俺はフランのもとに走りだしていた。
1000年ってのがどういう意味なのかわかんないけどフランを止めないとまずいってことだけはわかった。


「いっ、妹様!今日のところは帰りましょう!」
箱に掛けかけた手を止めて箱を奪い取る。


そしてフランが驚いている間に箱をクローゼットの中に戻し、全開だった扉を閉めた。


「あー!にこぇがとったー!」


「わるいわるい!・・・それじゃお嬢様!今日はこの辺で!」
俺が逃げるように部屋を出ると怒りがおさまらないフランも俺の後をついて出てきた。


「にこぇまてぇー!」
フランの声が遠ざかるのを確認して、レミリアはクローゼットを開けて中を確認する。


「人間・・・か・・・。」
箱が元の位置に置いてあるのを確認し、静かにレミリアはクローゼットを閉じた。




結局、俺はレミリアの部屋を出た後、いつもの一階の食堂あたりまで逃げてきた。
もちろん、フランも一緒についてきている。というか追いかけてきている。


「どうどう・・・廊下は走っちゃいけないぜフラン?」
いい加減走るのに疲れた俺は立ち止まって呼吸を整えながら、フランの方を向きなおす。


「走ってたのはにこぇ!フランはちゃんと飛んでたもん!」
そういって"着地"するフラン。
家の中を飛ぶってのもなぁ・・・その発想はなかった。


「っていうかなんで邪魔したの!?あの箱面白そうだったのに!」
いまだ興奮収まらぬフランが食ってかかる。
よほどあの箱に期待していたらしい。


「仕方ないだろう・・・お嬢様の怒り具合が普通じゃなかったんだから・・・」
あのまま箱に何か起きたら俺の身だけじゃすまなそうな空気だったし・・・。


「だってお姉様いってたもん!好きにしていいって言ってたもん!」


「まぁ、そうは言ってたけどそれでもやっちゃいけないってことはあるさ。」
このあたりはちゃんと言っておいた方がいいだろうと判断し、俺は真面目にお目付け役を果たすことにした。


「だって!お姉様が自分で言ったのよ!?」
まだまだ引き下がらない様だ・・・。


「それじゃフランは自分の言ったことが間違ってても絶対に言いなおさない?」


「私は大丈夫だもん!間違ったことなんて言わないよ!」


「ほんとにぃ?大丈夫かなぁ・・・?」


「大丈夫!ほんとに大丈夫!」
くそぅ・・・なかなか引き下がらないな・・・。


「でも、フランがそうでもお嬢様には言いなおしたい時があるのかもしれないぞ?
  さっきみたいにな。」


「それは・・・でも一回言ったことだもん!」


「まぁそう言う事もできるが、他の人だってそういうことがあると思うぞ?
  咲夜が「今日の夕飯はハンバーグです。」っていって野菜ばっかりだとかな。」


「咲夜はそんなことしないよ!」
くそ・・・痛いとこついてきやがる・・・。


「でも俺ならあるぞ?朝寝過してフランのとこに行くのが遅れるとかさ。」
いまのとこそんなことになってない自分を褒めたい気もするが・・・


「うー・・・」
寝坊しかねないダメ人間の俺には反論できないらしい。
ようやく折れてくれたようだ・・・。


「まぁお嬢様だっていつもあんなこと言わないだろう?
  たまにはああいうのも許してやれよ、な?」


そういってフランの頭をなでようとした手が空を切る。


少しバランスを崩す俺を残してフランが走り去るのが見えた。
こちらも見ずに一目散に立ち去ってしまったらしい。


「ちょ・・・フラン!?」
何か変なことでも言ってしまったのかと慌てて追いかける。


自分の部屋に戻るのかと思いきや、彼女は館のホールから外に出て、美鈴のいる門とは違う庭の方に走って行った。


「なんで・・・庭なん・・・かに・・・」
フランの全力疾走は思った以上に早く息も絶え絶えに追いかける。


庭に着いたフランがようやく足を止める。
それをみて俺も脚を止め肩で息をしながら口を開く。


「どうしたんだよ・・・フラン・・・急に走りだしたりして・・・」
しかしフランはこちらを向きもしなければ口も開かない。


「はぁ・・・俺がなんか変なことでも言ったか・・・?」
ようやく息を整え、フランの方を向きなおす。


するとフランがぼそりと


「・・・言ったよ。」


はっきりとは聞こえないような声で返事をした。


「変なことって何だよ。許してやれって言ったことか?」
いまいちフランが何に怒っているのかわからず聞き返すといきなりフランがこちらを振り向いた。


「なんで許してやらなきゃならないの!?許すのはお姉様の方よ!
  私が謝ることなんて無いわ!お姉様が謝るべきよ!」
泣いていたのか目を真っ赤にしてフランが叫ぶ。


「まぁ落ちつけってフラン・・・別に俺はお前が悪いって言ってるわけじゃ・・・」

いまいちフランの言っていることが分からないが、自分が正しいのに聞いてもらえなかったのがそんなに悔しいのかと思った俺のこの一言が悪かったらしい。


それを聞いたフランが一気にまくしたてるように口を開く。

「じゃあ何よ!お姉様が悪いの!?そんな風に言ってなかったじゃない!
  いつも悪いのはフラン!お姉様は正しい!
  私の話は聞いてくれないでいつもお姉様お姉様!
  そんなにフランが悪いの!?ねぇ!フランはいつも悪い子なの!?」


「だから落ちつけって・・・別にそういってないだろ・・・?」


「だってそうじゃない!フランは間違ってないよ!間違ってるのはお姉様の方よ!
  なのにフランが悪い子にされてお姉様は何も言わずに澄まし顔!
  そんなのっておかしいじゃない!おかしいわよ!」


「あのなぁ・・・フランが悪いって言ってるわけじゃ・・・」


「もういい!にこぇなんて嫌いよ!ダイッキライ!死んじゃえ!
  『禁忌「レーヴァテイン」』!!」


言い終わるや否や、直視できない光がフランの右手から放たれるとその光は大きな剣に集約された。
いきなり現れた剣に驚く俺を無視して、フランが真っ赤に輝く剣をゆっくりと振り上げる。


それを見て俺にも、緊迫した今の状況が一瞬で理解できた。


「おいフラン!何してんだ!」



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
俺の声など聞かず、フランが叫び声と共に一気に剣を振り下ろす。


「俺にそんなもん振り下ろしたって何にもならないだろフラン!」


「うるさい!にこぇなんて・・・そんなこと言うんならにこぇなんていらない!」


結局振り下ろされる剣の勢いはますます強くなる。


(あぁ・・・俺にフランの目付け役は重荷だったのか・・・)
そんなことを思っている間にも、フランの剣がゆっくりと迫ってくる。

確実に死が迫りくる中、思い出されるのはここに来る前のことよりもここに来てからの記憶だった。

いろんな光景が頭をよぎりながら、やはりフランと一緒にいたのが一番多かったのだろう。

そういえばここに来てから来る前ほど咲夜と喋る機会が減ったなぁ・・・。
今日だって怒っているように機嫌が悪かったし・・・あとで一応謝っておこう・・・。


あ・・・でも『あとで』って・・・次もう会えねぇのか・・・。




ゆっくりと今までを振り返るも、確実に進む時間が剣を推し進めていく。


どうやら俺の声は、結局届かなかったらしい。



「あぁ・・・まだ行ってない部屋とかあったのになぁ・・・。
  妖精メイドに混じってパチェの後をついていったり・・・。
  夕飯にケチャップ掛け過ぎて口の周りを真っ赤にしてたり・・・。
  一緒に本を読んだり、授業の真似したり・・・もうできねぇのか・・・。」


自分の数瞬先をあまり思わないようにして剣に身を任せるように全身の力を抜く。
一瞬、わずかに剣が遅れた気がしたがおそらく気のせいだろう。


「あと・・・咲夜に一言謝っておきたかったなぁ・・・」


そんなことを口に出してみると、視界の端に咲夜が見えたような気がした。




あぁ・・・咲夜・・・お前なんでそんな顔して・・・











そこで俺の意識は轟音と共に途絶えた。









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プロフィール

にこぇ

Author:にこぇ
御年:20(自称)

趣味
 音楽関連(聞くor弾くor叩く)
 ゲーム(音ゲー>ACT>STG)
 稀に読書(綾辻様ヽ(´ー`)ノマンセー)

性格
 天邪鬼(自称)
 口を開くと下ネタ95%(当者調べ)
 紳士の毛皮をかぶった紳士
 典型的なB型人間
 → 自己中心型思考
   (空気は読める子)
  → スイッチのON/OFFが激しい
 → 愛したもの・人は一生涯
 → だいぶ酷いレベルの収集癖
 → 熱しやすく冷めやすい
   (でも忘れない)


音楽関連
・好きなバンド:BUMP OF CHICKEN

・好きなジャンル:HR/HM・ダンスミュージック・ボカロ等
 → HR/HMは有名どころを少し聞いた程度
 → ダンスミュージックはKONMAIのせい。
 → 偏食がひどい。特にボカロ。

・ニコ動の好きな歌い手様
 → Geroりん>Vin様>鳥子s、灯油s等・・・
イケボ・マジ・イオナズン

その他
 →ギター保持。経験年数なんて飾りです。偉い人にはそr(ry


ゲーム関連
・音ゲー関連
 メイン:IIDX
 他は弐寺ができない時にやる。
  → 御熱なこともしばしば。
 → 1P side 九段(適正少し)
 →好きなアーティスト
  →Ryu☆>Tatsh>LED,Yoshitaka>Other

・その他好きなゲーム

東方(~星蓮船)
 → 紅魔館メンバー大好き
  → 更に言うと咲夜さん。
   → 更に言うといぬさくや
 → 天則プレイ経験有り
  → 永遠のNランクおぜう
  → サブキャラ少々
 → 元Hardシューター(笑)
  → 星蓮船のみExまで
 → 文花帖フルコン済み
 → DS放置中。
 → 天則放置中。
  → まとめると東方放置中。

他STGとしてCaveを好む。
 → CS大往生保持。
 → 弐週目なんてなかった。
 → そもそもノーコン無理ゲー

Devil May Cryシリーズ
 → 2なんてなかった
 → やりこみ度:3>1>4
  → SEのしすぎで無印は気分が悪くなる
  → 両キャラDMDクリア。
  → Dante:Normal All mission SS Clear


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